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クリスマスローズ

キンポウゲ科ヘレボルス属
耐寒性多年草
花期:12月中旬~4月上旬

本来のクリスマスローズは無茎種の「ヘレボルス・ニゲル」のみを指し、この種はまだ寒い冬の時期から純白の花を横向きに開き、大変美しいものです。高温多湿に弱いため、日本では何年も継続して生育させることが難しい花でした。近年、無茎種の原種を交雑させてできた園芸種が誕生し、耐暑性を向上させ、今後は数年にわたり庭で育てることが可能な品種も登場してきました。
通称クリスマスローズと呼ばれてるものは「ヘレボルス・オリエンタリス」が主要な交配親として用いられていたため、以前より「オリエンタリス・ハイブリッド」と呼ばれていました。
かつては濁った花色で花弁によれがある花ばかりでしたが、濁りのない花色、丸い花弁、整った花形を目指して品種改良が行われた結果、優れた花が多数誕生しています。花色、花形のバリエーションが多く、タネでふやされている株は、1株ごとに異なる花を咲かせるので、好みの花を探す楽しみがあります。
強健で育てやすいものが多いのも特徴です。鉢植えにも庭植えにも向き、ほかの多くの草花に先駆けて花を咲かせ、冬枯れの庭を彩ります。多くは常緑ですが、落葉するものもあります。
半八重咲き(セミダブル)、八重咲き(ダブル)の園芸品種もあります。
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月から9月ごろまでは明るい半日陰で管理します。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。

ヘレボルス・ニゲル

ヘレボルス・オリエンタリス・ハイブリッド