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セイタカアワダチソウ

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こいつらの開花時期がやって参りました。
「セイタカアワダチソウ」。
北米原産のキク科アキノキリンソウ属の多年草で、繁殖力が極めて強く、地下茎や綿毛をまとった種子でその勢力範囲を急速に拡大。さらに、根から他の植物の生育を阻害するアレロパシーを出し、在来の生態系を脅かす存在となり、現在では外来生物法により「要注意外来生物」に指定されている他、日本生態学会によって「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれているいわくつきの帰化植物。
明治時代に切り花用目的で導入されたのがきっかけで、その後昭和の戦後にアメリカ軍の物資に付着していた種子が拡大要因とされています。
開花時は壮観で、一面が黄色に染まります。確かにキレイと思えなくもありませんが、どうも好きにはなれません。
除草剤にも強く、かなり濃度を上げないと完全に枯らすことが難しい強靱さ。これだけが生えている場所は刈払い機による草刈りではまことに刈りやすい草でもありますが…(^^;
他の植物が衰退してしまったことで自らがアレロパシー成分の影響を強く受けてしまう自滅作用もあり、そういった場所は再度ススキ等強い植物から反撃されてきています。