省スペースの植栽 新潟市 I社様
省スペースでも工夫次第で素敵な植栽コーナーになります
Produced by D.KANO, SATO, NAKAYAMA
横幅4m×奥行き60㎝の細長いスペースですが、外からはもとより、お客様との大切な商談コーナーの全面ガラス窓越しと両面から観賞できる地中海をイメージした洋風の植栽です。1日で完成。
大きなオリーブを主木とし、それよりも低いオリーブをサブに、花木として巨木にならないタイサンボク「リトルゼム」をアクセントに。ロックガーデンの要素を採り入れた石組みに中段を担当するローズマリーとイタリアングラスを、カバープランツとしてセダム、ヒューケラ、リキマシア、カルーナをあしらった植栽です。また空きスペースには地中海原産の原種系チューリップやクロッカスを中心とした小球根類を埋め込んであり、春には現在のグリーン中心とはまた違った華やかな顔に変化するミニガーデンと呼べるものに仕上げました。
お客様からも「予想以上の出来映え」とお褒めの言葉を頂き、大変うれしい限りです。
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植栽スペースです。
幅4m×奥行き60㎝という細長い場所がブロックで囲われ確保されています。 -
ダンプを横付けし、用土を入れていきます。この時、基本用土に土壌改良剤として発酵済バーク、軽石、燻炭、苦土石灰を混ぜながら落としていきます
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一旦地ならし。
白い点々は軽石砂。植える植物に乾燥を好むものが多いので、とにかく水はけを良くすることを主眼に。
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樹木を植え付けます。
オリーブ大1、中2
矮性タイサンボク1
オリーブは結実のため大と中では異なる品種を植えています。 -
石がごろごろの地中海地域をイメージして石組みを入れます。
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グリーン系で統一というコンセプトの元、下草類もグリーン系で。
ここ最近流行の耐寒性セダムを5種類。ほんの少しの彩りにカルーナ、ヒューケラ、リキマシアも。
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地中海原産のローズマリー。
中間の高さを出す樹木です。
ややもさもさしていたので、枝葉を整理しスッキリさせてから植え付け。3株使用。 -
縦のラインも欲しかったので、イタリアングラスを4株ほど。斑入りのシュッとした草姿が効きます。
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小球根類。
これだけの種類を植え付けますが、セダムとのバランスを考え。球根が小さく、草丈も低い種類を選びました。春にはグリーンの間からかわいい花が順繰りに咲く予定です。
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樹木や石組みの間に下草を植えていきます。将来広がることを見越して間隔は広めに。ギュウギュウに詰めてはいけません。
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さらに間に小球根類を植えていきます。数年間植えっぱなしでOKなものばかりなので、こちらも間隔を空けて。
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植栽完了です。
水とメネデール(活力剤)を与えて植栽と土を馴染ませます。
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雑草抑制、泥はね防止、乾湿調整、見た目の良さの役割を果たすココヤシ殻チップを全面に約5㎝の厚さで敷き詰めます。
新しいうちは茶色ですが、時間の経過とともに灰色みを帯びて落ち着いた色合いになります。
球根類はチップを押しのけて出てきますので、心配は要りません。 -
周囲の汚れを落として完成です!
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建物内側からの眺め。
商談に来られたお客様の目も楽しませてくれそうです。