しゃくやく園オープン
五泉市東公園にあるぼたん園は新潟県内では結構有名になりました。5月の初旬には百花繚乱という言葉がふさわしい美しい景観を見せてくれました。
この度、そのぼたん園に隣接した場所に5,000㎡の広さで「しゃくやく園」がオープン。
しゃくやく(以後芍薬)はぼたん(以後牡丹)と同じボタン科ボタン属ですが、牡丹が木本に対して、芍薬は草本、また花期も牡丹が5月初旬に対して芍薬は5月中~下旬と異なります。ちょうど牡丹の開花が終わると芍薬が続くという感じです。
また近年、芍薬と牡丹を掛け合わせたハイブリッド種が登場し、純粋な芍薬にはない色彩の花が作り出されており、葉も花も芍薬と牡丹の中間的な感じです。基本的には芍薬の花期と草本性を受け継いでいますが、牡丹の特質も持ち合わせており株元が木質化する場合があります。
40品種2,100株が植栽され、手入れされています。
これらの芍薬は2年前に植えられ、株を養成して今年見頃を迎えて園をオープンしました。まだ株は小さめですが、もう数年経つともっと見事な景観となるでしょう。
これらの芍薬は2年前に植えられ、株を養成して今年見頃を迎えて園をオープンしました。まだ株は小さめですが、もう数年経つともっと見事な景観となるでしょう。
芍薬
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【レッドチャーム】
芍薬には珍しい真紅の花。鮮烈です。 -
【コーラルニューゴールド】
オレンジがかったピンク(コーラルピンク)が艶やかですが、半八重咲きなので派手過ぎず。 -
【宵待】
半花弁化したしべの先端が白く色づく翁咲き。
ハイブリッド芍薬
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【オリエンタルゴールド】
純粋な芍薬にはない黄色を作出したハイブリッド品種の先駆けとなった品種。 -
【バードセラ】
オリエンタルゴールドと同じく黄色の品種。 -
【モーニングライラック】
こうして見ると牡丹と芍薬の中間的な花であることが分ります。