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カルミア

金平糖のような蕾から小さな傘のような花を群開

ツツジ科ハナシャクナゲ属
常緑低木~中高木
別名:アメリカシャクナゲ
原産地:北米東部
花期:5~6月

コンペイトウのような形をした色濃い蕾を持っています。花が開くと皿形になり、色は薄く模様が入って、蕾の様子とは全く異なった印象を受けます。
花の大きさは2cmほどで、色は白や淡紅色が基本ですが、赤やピンク、紫色の花を咲かせる園芸品種もあります。花に模様が入るものも多く、バラエティーは豊富です。庭木の他、丈が低いうちからよく花を咲かせるので鉢花にも向きます。
開いた花をよく見てみると、雄しべの先は花弁のくぼみの中に収まっています。この雄しべは、飛来した昆虫などによって刺激を受けると飛び出して、花粉も散るというおもしろい仕組みをもった花です。
カルミアは、7種からなる小さな属で、北アメリカとキューバに分布する常緑低木です。
栽培はツツジやシャクナゲに準じ、酸性土壌を好み、夏の暑さと乾燥に注意が必要です。