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クロガネモチ

紫色を帯びる葉柄と鈴なりの真っ赤な果実は見事

モチノキ科モチノキ属
常緑高木
別名:フクラモチ、フクラシバ
原産地:日本、台湾、中国、インドシナ半島

かつて東のモチノキ、西のクロガネモチと呼ばれ、比較的温暖な西日本を中心に植栽されていた常緑樹でしたが、近年の温暖化により、東日本でも植栽されるようになりました。
高木に分類されるものの、成長は遅く、自然状態では普通10m程度にとどまり、あまり高くはなりません。
葉は卵形で濃緑色、やや厚くて革のような質感があり表面はツヤツヤとした光沢があります。葉の縁はぎざぎざがなくなめらかで見た目は柔らかな雰囲気です。
花自体は小さく目立ちませんが花後に1cm足らずの果実をたくさん付け、秋になると真っ赤に熟します。たくさんの真っ赤な実を付けた秋の姿は非常に美しく冬までその姿を楽しむことができます(特に大木の実りは見事です)。雌雄異株で実を付けるのは雌株のみです。