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キブシ

早春に趣を添える下垂する花穂

キブシ科キブシ属
落葉低木
別名:キフジ
原産地:日本
花期:4月

日本固有種で樹高2~4m程度の落葉低木です。雌雄異株。
早春に、他の樹木に先駆けて、葉を広げる前に淡黄色の花径8㎜前後の鐘型の小さな花を、長さ10㎝m前後の房状(総状花序)に多くつけ、枝に下垂させます。主に黄色が多いですが、桃色の花を咲かせる変種もあります。
葉は、見分けがたいほど桜にそっくりですが、葉柄に赤味を帯びるのが特徴です。
雌株では、径1㎝ほどの球形の果実を細いブドウの房のように沢山つけた果穂を、夏から秋にぶら下げます。緑色から、秋には黄褐色に熟します。
幹は太くはならず、樹皮は灰褐色、枝垂れる傾向があるので、高めの位置に植えるとよい趣が出ます。